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ロタウイルスワクチンについて




★2020年10月より、ロタウイルスワクチンは定期化されました。


・ワクチン名 ロタウイルスワクチン ※2種類のワクチンがあります。
   ①【 ロタリックス:1種類の抗原を含むワクチン 】
   ②【 ロタテック :5種類の抗原を含むワクチン 】
・ワクチンの種類
・接種部位
生ワクチン/経口接種
・接種回数
・接種時期

どちらのワクチンも生後6週から接種できます。初回接種は生後15週未満までの接種を推奨します。

①ロタリックス:【2回接種】

   4週以上の間隔をあけて、生後24週までの間に2回接種します。

②ロタテック:【3回接種】
   4週以上の間隔をあけて、生後32週までの間に3回接種します。



・助成状況
■定期接種:接種費用は公費で全額助成されます。
(東京23区にお住まいの方は、23区内の指定医療機関で自由に接種ができます。)

   ロタウイルスワクチンはロタウイルス初感染時の胃腸炎の重症化や合併症の予防に効果があります。

■ロタウイルス感染症について

   ロタウイルス感染症は、年齢にかかわらず何回でもかかりますが、初感染時が最も重症になり、その後感染を繰り返すにつれて軽症化します。胃腸炎が主ですが、脱水、けいれん、肝機能障害、腎不全、脳症などを合併することもあります。ロタウイルスに効果のある抗ウイルス薬はありません。ほとんどの場合は特別な治療を必要とせず、1週間ほどで自然回復しますが、重症脱水や合併症を併発した場合は入院が必要になることがあります。特に重症化しやすいのは生後4ヵ月から2歳未満の乳幼児です。

   ロタウイルスは感染力が強く、衛生状態が整っている先進国でも感染を予防することは簡単ではありませんが、ワクチン接種による重症ロタウイルス胃腸炎の予防効果は約90%とされています。

■接種スケジュールについて

   初回接種を生後6週に行うと、他のワクチンを受ける際に4週以上の間隔をあけなければいけないことから、Hibワクチン・肺炎球菌ワクチン・B型肝炎ワクチン等(標準的に生後2ヵ月に開始するワクチン)の接種開始が遅くなってしまいます。そのため、初回接種は生後2ヵ月時に、他のワクチンと同時接種を推奨します。
  ロタウイルスワクチンの副反応として、腸重積症(腸管がはまり込むようにして腸閉塞を起こす病気)があり、初回接種が生後15週以降になると自然発症の腸重積症が急増する時期と重なるため、初回は生後15週未満の接種が推奨されています。

■ロタリックスとロタテック

   現時点で日本には2種類のロタウイルスワクチン(ロタリックスとロタテック)があります。この2つのワクチンの効果、副反応は同程度と考えられています。どちらを接種するか悩んでいらっしゃる方は、医師にご相談ください。


2020年9月
小児科:齋藤義弘

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