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【子宮頸がん予防ワクチン】
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて




・ワクチン名 HPVワクチン  ※2種類のワクチンがあります
①サーバリックス(2価)
②ガーダシル(4価)
 
・ワクチンの種類
・接種部位
不活化ワクチン/筋肉注射
・接種回数
・接種時期

【3回接種】
定期接種は小学校6年生~高校1年生相当の女子で、中学1年生での接種が推奨時期です。ワクチンの種類により接種間隔が若干異なります。

■①サーバリックス
初回接種の1か月後に2回目、初回接種の6か月後に3回目を接種します。

■②ガーダシル
初回接種の2か月後に2回目、初回接種の6か月後に3回目を接種します。

・助成状況
■定期接種: 接種費用は公費で全額助成されます。



当院ではヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種をお勧めします。


1)日本におけるHPVワクチンの現状について

HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス感染を予防するワクチンです。 2013(平成25)年4月にHPVワクチンの定期接種が開始され、小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女子に3回接種を行うことになりました。しかし日本国内でこのワクチン接種後に、持続する疼痛や運動障害など多彩な症状が多数報告されるようになり、2013年6月に厚生労働省はワクチン接種とこれら症状との因果関係について国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種の積極的勧奨を差し控えることを決めました。それから7年が経過した現在でも積極的勧奨は再開されていません。接種を希望すれば定期接種として接種を受けることはできますが、接種者数は低迷し、接種中止に近い状態となっています。



2)HPVワクチンの安全性について現在どのように考えられているのでしょうか?

厚生労働省の研究班による全国調査で、HPVワクチン接種歴のない女子でも、HPVワクチン接種歴のある女子に報告されている症状と同様の「多彩な症状」を有する者が一定数(12~18歳女子では 10万人あたり20.4人)いることが2016(平成28)年12月に報告され、HPVワクチン接種後に特有な症状では必ずしもないことが示されました。またHPVワクチン接種後の健康被害と報告されているさまざまな症状は、HPVワクチン接種によって増加する傾向はないという別の調査結果も出ています。さらにWHO(世界保健機関)はHPVワクチン接種の推奨を変更しなければならないような安全性の問題は見つかっていないとし、今の日本の状況について強い懸念を示しています。



3)子宮頸がんの最近の動向はどうなっていますか?

日本では毎年約10,000人の女性が子宮頸がんを発症し、約3,000人が死亡しています。特に20歳~30歳台の若い世代で患者数が急激に増加しており、HPVワクチン接種と子宮頸がん検診率の向上が急務となっています。HPVワクチンをいち早く導入した欧米諸国では、ワクチンの有効性を示すデータが続々と報告され、オーストラリアでは、現在の予防対策(HPVワクチン接種と検診)の継続により今後40年以内に子宮頸がんを撲滅できると予測まで出しています。



4)HPVワクチン接種のリスクは?

日本で使用されているHPVワクチンは、子宮頸がんの主な原因であるHPV16型、18型の子宮頸部の細胞への感染を防ぎ、将来的に少なくとも70%の子宮頸がんの発症を予防できるとされています。ワクチンを接種しなければ、当然のことながら予防可能な子宮頸がんにかかるリスクがあります。一方、ワクチン接種には生体にとって不利益な反応(有害事象)がつきものです。有害事象には、ワクチンとの因果関係が否定できないもの(副反応)とワクチンとの因果関係のないもの(偶然の事象)が存在します。HPVワクチン接種後の局所の痛みや腫れ、失神、アナフィラキシーなどは副反応と考えてよいでしょう。積極的勧奨の差し控えのきっかけとなったHPVワクチン接種後の「多彩な症状」については、HPVワクチンの接種歴がないものにも同様な症状を有するものが一定数いるとなるとどうでしょうか。HPVワクチンそのものにその原因を全て押し付けてしまってよいのか疑問が残ります。ワクチンを受けるかどうかは、接種しないで子宮頸がんにかかるリスクと接種によって生じるかもしれない副反応のリスクとのバランスを考えて判断してください。積極的勧奨の差し控え期間中に安心してワクチン接種が受けられる体制も整えられてきました。どうか子宮頸がんを予防する機会を逃さないようにしてあげてください。



5)定期接種として接種を希望する人はどうすればよいですか?

接種対象者は、小学校6年生から高校1年生に相当する年齢(標準的な接種年齢は中学1年生)の女子です。2020(令和2)年度の対象者は2004(平成16)年4月2日から2009(平成21)年4月1日までに生まれた女性です。お住まいの区域を管轄する保健予防課にお問い合せください。接種を希望される方には、予診票が送られてきます。法定接種年齢の期間内に接種を受ければ無料です。当院でも接種は可能です。
子宮頸がんの予防にはワクチン接種と子宮頸がん検診が必要です。20歳を過ぎたら区が実施する検診も定期的に受けましょう。



6)HPVはどんな病気を引き起こしますか?

ヒトパピローマウイルスの感染は、子宮頸がんや良性のいぼ(尖形コンジローマ)などの原因となります。HPVは性交経験があれば誰でも感染する可能性があり、ほとんどの場合自然に排除されます。女性においてウイルスが排除されずに長期間感染が続く場合、5~10年以上の年月を経て、子宮頸がんを発症します。発がん性HPVの中で、特にHPV16型、HPV18型は子宮頸がんへ進行する頻度が高く、スピードも速いと言われています。HPV16型とHPV18型の感染は、HPVワクチンによって防ぐことができます。



7)日本で承認されているHPVワクチンはどのようなものですか?

日本には、子宮頸がんの主な原因となる16型と18型を予防する2価ワクチン(サーバリックス)と、それらに加え、尖形コンジローマ(いぼ)の原因となる6型と11型も予防する4価ワクチン(ガーダシル)があります。性交渉を始める前に3回の接種を完了していれば、両ワクチン共に16型と18型の感染を90%以上防ぐことができます。またワクチンの効果は接種後8~10年経っても続くことが確認されています。すでにHPVに感染している細胞からHPVを排除する効果は認められません。



8)ワクチンの副反応は?

接種したところの痛みや腫れはよく起こります。たまに微熱が出る人もいます。痛みや緊張から迷走神経反射を起こし、フラフラ感、冷や汗、血圧低下のために失神してしまうこともあります。重い副反応としては、稀にショックやアナフィラキシー様症状、ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎、疼痛又は運動障害を中心とする多様な症状などが現れることがあります。




2020年9月
小児科:齋藤義弘

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