品川区|JR目黒駅徒歩1分の小児科・皮膚科・アレルギー科の専門クリニック

03-5422-8391

小児科
  1. めぐみクリニック目黒2
  2. 小児科

四種混合(二種混合)ワクチンについて




・ワクチン名 第1期に接種するワクチン
  四種混合ワクチン(DPT-IPV)

【沈降精製百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ 混合】
第2期に接種するワクチン
   二種混合ワクチン(DT)

【沈降ジフテリア・破傷風 混合トキソイド】
・ワクチンの種類
・接種部位
不活化ワクチン 、トキソイド/皮下注射
・接種回数
・接種時期

第1期【4回接種】生後3ヵ月から接種できます。
初回免疫は生後3ヵ月以上12ヵ月未満に3週間以上の間隔で3回接種します。
追加免疫は初回免疫後6ヵ月以上あけて4回目を接種します。

第2期【1回接種】
11歳以上13歳未満に1回接種します。



・助成状況
■定期接種:
接種費用は公費で全額助成されます。
(東京23区にお住まいの方は、23区内の指定医療機関で自由に接種ができます。)

  四種混合ワクチンは、ジフテリア菌、破傷風菌、百日咳菌、ポリオウイルスによる感染症を予防するワクチンです。

■ジフテリアについて

   ジフテリア菌が産生する毒素による感染症です。鼻ジフテリア(乳児に多く、血の混じる鼻汁を認める)、咽頭ジフテリア(一番多いタイプで、発熱や咽頭痛、扁桃腺に偽膜と呼ばれる膿が付く)、喉頭ジフテリア(幼児に多く、声枯れ、甲高い咳、呼吸困難などのクループ症状が特徴的)などのタイプがあります。重症の場合は、気道にも偽膜ができ、窒息することもあります。合併症の心筋炎は、予後不良で突然死のリスクがあります。月齢が低いほど予後不良で致命率も高いため、早期のワクチン接種を推奨します。ワクチンによる予防効果は95%といわれています。国内では見かけなくなりましたが、アジア地域での流行報告があるので注意してください。


■破傷風について

   破傷風菌が産生する毒素による感染症です。破傷風菌は、世界中の土の中に存在し、傷口から侵入して感染します。主な症状は神経症状です。感染して3日~3週間後、最初は唇や手足のしびれ、味覚異常、その後開口困難、嚥下困難を認めます。重症化すると、全身けいれん、呼吸筋麻痺による窒息死をすることもあります。定期ワクチン接種によって100%近くの人が抗体を獲得すると言われています。感染による自然免疫は得られないため、ワクチン接種が重要となります。1968年以前、破傷風は定期接種ではなかったため、破傷風抗体保有率が低い40代以上の人はワクチン接種を推奨します。


■百日咳について

   百日咳菌が産生する毒素による感染症です。主な症状は呼吸器症状で、ワクチン未接種の場合は感染して7~10日後にかぜ症状で発症します。その後、短い乾いた咳が連続的に続いて苦しくなり、大きな息を吸うときにヒューッという特徴的な音が出ます。夜間の発作が多く、咳込み嘔吐や顔面浮腫、点状出血、乳児期早期には無呼吸、チアノーゼ、けいれんを認めることがあります。合併症としては肺炎、脳症があります。6ヵ月未満でかかると、致命率も高い病気であることから、早期のワクチン接種が望まれます。ワクチンによる予防効果は8割以上といわれています。ワクチン接種をしている年長児、成人では典型的な症状は少なく、乳幼児への感染源として問題になっています。長引く咳を認めている場合は、0歳児に近づかないようにするのも対策上重要です。


■ポリオについて

   ポリオウイルスによる感染症です。感染しても90~95%は無症状ですが、5%は不全型(発熱、頭痛、咽頭痛)、1~2%は髄膜炎型(発熱、嘔吐、四肢痛)、0.1~2%は麻痺型というタイプになります。麻痺型では、ウイルスが脊髄神経を傷害して、主に手足の筋肉の麻痺を起こし、後遺症として運動障害が残ります。また障害される神経の部位によって呼吸麻痺を起こし死亡することもあります。ワクチン接種により8~9割の人が抗体を獲得しています。特効薬はないため、ワクチンで予防することが大切になります。2012年9月に経口生ワクチンから不活化ワクチンに切り替わりました。

■接種スケジュールについて

   百日咳は乳児早期にかかると重症化し、致命的になるため、生後3ヵ月になったらできるだけ早く接種開始することが望ましいと考えられています。スケジュールを組むにあたって、初回は、生後2ヵ月から開始できるHibワクチン、肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチン、B型肝炎ワクチン等の2回目と同時接種することを推奨します。


■追加接種の時期について

   初回免疫後6ヵ月以上あけて、標準的には12~18ヵ月後に接種します。
   日本小児科学会では、Hibワクチン、肺炎球菌ワクチン、4種混合ワクチン、麻しん風しんワクチン、水痘ワクチン、おたふくかぜワクチンの6種類を1歳になったら可能な限り早期に接種することを推奨しています。このタイミングで接種することで接種漏れや接種遅れを防ぐことができます。早期に効率よく接種をするためのスケジュールとして、6種類同時接種や、3種類ずつ2回に分けての接種など、組み合わせは何通りもあります。また、水痘ワクチンの2回目(生後18~24ヵ月)と同時接種する方法もあります。どのようなスケジュールにしたらよいか悩んでいらっしゃる方は、お気軽に医師にご相談ください。


■第2期のワクチンについて

   第1期のワクチンの効果は5~10年程度で減弱すると考えられています。標準的には11~12歳に、2種混合(沈降ジフテリア破傷風混合トキソイド)ワクチンを1回接種します。
   近年、年長児、成人の百日咳が問題となっています。欧米では、就学前とDTワクチンの接種時期に思春期・成人用の百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(Tdap:小児用DTPワクチンを成人に接種すると局所反応が強く出るため、ジフテリア・百日咳抗原を減量したもの)を追加接種するスケジュールとなっていますが、現在の日本のスケジュールでは百日咳は含まれません。今後、日本のスケジュールが変更する可能性もありますが、現状では早期発見・早期治療が大事になっていますので、咳が1週間以上長引く場合は早めに受診し、診断を受けてください。


2017年7月 小児科:

医療法人社団めぐみクリニック目黒2

〒141-0021 東京都品川区上大崎2-12-2 ミズホビル3F
TEL 03-5422-8391 FAX 03-5422-8392

アクセスはこちら

Medical subjects / Pediatrics, Dermatology and Allergy
post code 141-0021
Mizuhobiru 3F,2-12-2 Kamiosaki,Shinagawa-ku, Tokyo

  • 目黒クリニック
  • ドクターズコラム
  • リンク