|
今回は大腸ポリープと大腸癌についてお話します。ポリープという言葉は耳にする機会も多く、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。大腸ポリープとは大腸粘膜の上皮から発生する良性の隆起のことを指し、一般的に癌とは区別して使われます。大腸内視鏡検査で目にする機会が多いのは「腺腫」と呼ばれるポリープです。良性腫瘍でゆっくり大きくなる傾向がありますが、通常その成長速度は遅く何年も同じ大きさのままおとなしくしていることもしばしばです。大きさが1cmを超えるようになると内部から「癌」が発生してくる確率が高くなるため、ある程度の大きさになったら(おおむね5mm以上)大腸内視鏡検査を行った際に切除をしておいた方が良いでしょう。大腸癌の多くはこの腺腫が大きくなって癌化することで発生すると言われていますが、腺腫を経由せずに正常の大腸粘膜からいきなり癌が発生するという珍しいケースもありますので注意が必要です。
|