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小児科
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インフルエンザワクチンについて




・ワクチン名 インフルエンザワクチン
・ワクチンの種類
・接種部位
不活化ワクチン/皮下注
・接種回数
・接種時期

・生後6ヵ月以上13歳未満は、2~4週間(できれば4週間)あけて2回接種。
・13歳以上は通常1回接種。(1~4週間あけて2回接種する事もできます。)

・助成状況
■任意接種:
※自治体によっては、費用助成がされている場合あり。

   インフルエンザを予防するワクチンです、重症化を防ぎます。

   発病予防効果はほかのワクチンと比べてそれ程高くなく、子どもではA型では30~50%程度で、B型や1歳未満ではさらに効果が低くなります。ワクチン接種で発病や重症化が予防できる事が多く、結果として脳炎の予防にもなります。
   まれには、流行しているウイルス株とワクチンの株が違うなどで、接種を受けていても脳炎の発症を防ぎきれない事もあります。


■2017/2018シーズンのインフルエンザワクチン株
A / Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
A / Hong Kong(香港)/4801/2014(X-263)(H3N2)
B / Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
B / Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)

■スケジュールについて

   小さな子どもでは1回の予防接種だけでは十分な免疫ができません。重症化の予防に必要な免疫ができるのは、2回目の接種後2週間ほどたった頃からです。流行前に2回接種が終わるように、1回目は10~11月、2回目は11月中に接種するのがおすすめです。毎年流行するウイルスの型が違うため、前のシーズンに接種していても予防効果は期待できません。原則として毎年2回ずつ接種しましょう。
※強い卵アレルギーの方はかかりつけの小児科医に相談して下さい。ごくまれですがショックやじんま疹、呼吸困難などのアレルギー症状が現れることがあります。


■フルミスト(経鼻ワクチン)について

   2003年に米国で登場した、経鼻弱毒生インフルエンザワクチンのフルミスト(FluMistQuadrivalent)これまで米CDC(米疾病対策センター)は子どもへの感染予防効果が認められると勧奨してきましたが、米予防接種諮問委員会(ACIP)の調査報告(2012年までの過去3シーズンはフルミストの効果が50%から70%で、一般的な皮下接種の不活化ワクチンとほぼ同程度だったが2013-2014と2015-2016のシーズンは皮下接種の不活化ワクチンの効果が約60%なのに対しフルミストが有意に低かった。)を受け一転、2016-2017シーズは勧奨しないと発表しました。なぜ効果が低下したかは複数の可能性が示唆されていますがまだ原因は不明です。
   インフルエンザでは、一般的な皮下接種の不活化ワクチンは過去に感染歴があれば接種により抗原特異的な血中抗体(IgG)を速やかに産生できますが、感染歴がなければブースター効果を期待できず乳幼児への効果が弱いとされています(ただし、乳幼児でも脳炎や心筋炎などの重症化を抑制する効果はあるとされる)。一方、フルミストのような弱毒生ワクチンは体内で感染状態を作りだすため、乳幼児にも有効とされています。さらに、鼻に噴霧するフルミストには、上気道粘膜における分泌型抗体(IgA)の産生も誘導するという他にはない特徴があり、粘膜局所から分泌されるIgAには、いち早くウイルスを捉えて侵入そのものを食い止める効果が期待できます。
   フルミストが今後日本でも中心的役割を担う可能性があり国内でも研究開発中でしたが、これまでのデータを総合的に見ると、現時点で日本の子どもたちに接種を推奨するのは現状では難しく、効き目は皮下接種よりも高いとされる皮内ワクチンや経鼻噴霧型不活化ワクチンが期待されています。


2017年10月 小児科:土屋裕行

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