品川区|JR目黒駅徒歩1分の小児科・皮膚科・アレルギー科の専門クリニック

03-5422-8391

小児科
  1. めぐみクリニック目黒2
  2. 小児科

B型肝炎ワクチンについて




・ワクチン名 B型肝炎ワクチン ※2種類のワクチンがあります
  ①ヘプタバックスⅡ
   ②ビームゲン
 
・ワクチンの種類
・接種部位
不活化ワクチン/皮下注射
・接種回数
・接種時期

【3回接種】
生後すぐから接種可能ですが、通常は生後2ヵ月に1回目を接種します。
その後27 日以上の間隔をあけて、生後約3ヵ月で2回目を接種します。
1回目から139日以上の間隔をあけて、生後 7~8ヵ月ごろに3回目を接種します。



・助成状況
■定期接種:※平成28年10月1日から定期予防接種になりました。
接種費用は公費で全額助成されます。
(東京23区にお住まいの方は、23区内の指定医療機関で自由に接種ができます。)

   B型肝炎、将来の肝臓がんを予防するワクチンです。WHO(世界保健機関)では、世界中の子どもたちに生まれたらすぐにこのワクチンを国の定期接種として接種するように指示し、ほとんどの国で定期接種になっています。

■B型肝炎について

   B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染することで起こる肝臓の病気で、急性肝炎と慢性肝炎があります。日本では毎年大人を含めて約2万人がかかっていると推定されています。
   赤ちゃんや幼児がHBVに感染すると、キャリア(HBVが体内に持続的に感染する状態)になるリスクが高くなります。日本にいるキャリア数は110~140万人と推計されており、そのうち、B型慢性肝炎、肝硬変、肝がんなどの難治性の肝疾患に苦しむ人は約7万人といわれています。

・B型急性肝炎はまれに劇症肝炎を発症し、意識障害を起こして、命に関わることがあります。
・B型慢性肝炎は自覚症状がほとんどなく、将来、肝硬変や肝がんに移行する危険性があります。


   感染のしかたには「垂直感染(母子感染)」と「水平感染(周囲の人からの感染)」があります。
   母子感染はHBVに感染しているお母さんから赤ちゃんが生まれるときに、主に産道で、お母さんの血液にふれることにより起こる感染です。妊婦のHBV検査(血液検査)や、赤ちゃんのワクチン接種などの対策が行われ、今日では母子感染はほとんどなくなりました。
   近年周囲の人から感染する水平感染が問題となっています。特に、乳幼児の感染経路は、母親以外のHBV感染者による家庭内感染や、保育園や幼稚園などの集団生活による水平感染の割合が増えていると推計されています。

   B型肝炎患者さんの、涙、唾液、汗、尿の中には、B型肝炎ウイルスが含まれていることがあります。近年、涙からB型肝炎ウイルスに感染することが日本の研究者によって証明されました(すべてのB型肝炎患者さんの涙から感染するということではありません)。

  厚労省のB型肝炎について(一般的なQ&A)では、ごく常識的な日常生活の習慣を守っている限り、保育所、学校、職場などの集団生活の場でHBVキャリアが他人にHBVを感染させることはないとされています。HBVキャリアであることを理由に保育所、学校、介護施設などで区別したり、入所を断ったりする必然性はありませんし、また許されることではありません。しかし、ごくまれなことですが、保育所でのHBV感染事例の報告もあることから、水平感染の予防には、免疫を持たない全ての人、特にキャリア化しやすい小児は、B型肝炎ワクチンを接種し、感染を予防することが重要です。

  HBVにはいくつかのタイプ(遺伝子型)があり、3歳以上で感染してもキャリアになりやすい遺伝子型Aというタイプが日本でも広がっており、問題視されています。また、肝炎が治ったあとも、HBVは長く肝臓の細胞に感染し続け、高齢化や抗がん剤・抗リウマチ剤の治療などによって免疫力が低下したときに、重症の肝炎を発症することがわかってきました。

■定期接種の時期を逃してしまったら

   B型肝炎ワクチンは有効性も安全性も高く、世界中で使用されており、小さいうちに接種するほど効果が高いといわれています。B型肝炎ワクチンは何歳になっても受けることができるため、気付いたときに、早めに3回接種することをおすすめします。
   この場合は任意接種となり、費用は自己負担です。なお、接種間隔は定期接種と同じです。


■ワクチンの効果持続について

   規定どおり3回接種した場合 のHBV感染予防効果は、少なくとも30年続くことがわかってきました。時間とともに抗体価は低下しますが、発症防止効果は一生続くと考えられています。


■2種類のワクチンの関係

   現時点で日本には2種類のB型肝炎ワクチン(ビームゲンとヘプタバックスⅡ)があります。どちらのワクチンでもB型肝炎を予防する効果は同等です。


2017年6月 小児科:土屋裕行

医療法人社団めぐみクリニック目黒2

〒141-0021 東京都品川区上大崎2-12-2 ミズホビル3F
TEL 03-5422-8391 FAX 03-5422-8392

アクセスはこちら

Medical subjects / Pediatrics, Dermatology and Allergy
post code 141-0021
Mizuhobiru 3F,2-12-2 Kamiosaki,Shinagawa-ku, Tokyo

  • 目黒クリニック
  • ドクターズコラム
  • リンク