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小児科
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BCGワクチンについて




・ワクチン名 BCGワクチン
・ワクチンの種類
・接種部位
生ワクチン/経皮接種
・接種回数
・接種時期

【1回接種】生後5ヵ月から接種できます。
標準的には8ヵ月までに接種することを推奨します。

・助成状況
■定期接種:
接種費用は公費で全額助成されます。
(東京23区にお住まいの方は、23区内の指定医療機関で自由に接種ができます。)

 結核菌による感染症の発症、重症化を予防するワクチンです。

■結核について

  結核菌の空気感染によって感染します。菌を吸ったすべての人が感染するわけではなく、また感染したすべての人が発症するわけではありません。感染後、数年~数十年経ってから、免疫が低下した時に結核菌が活性化して発症することもあります。0~6歳にみられる乳幼児型と、小学生以降にみられる成人型があり、乳幼児型では結核性髄膜炎、粟粒結核(血液で運ばれ、様々な臓器に広がる)などのタイプが認められます。成人型では幼少期に感染した菌が、加齢や免疫不全によって活性化し、肺に病巣ができる浸潤型結核や空洞形成型結核などのタイプがあります。全身に広がる場合は、腎臓、脊椎、腸などの重要臓器にも感染を起こします。結核を発症し、無治療でいると約半数が命を落とすと言われています。髄膜炎を発症した場合も、適切な治療が遅れると約3割が亡くなったり、後遺症を残したりすることがあります。早期発見すれば数種類の抗結核薬を約半年きちんと服用することで治ります。早期発見・早期治療が重要であり、2週間以上咳が続く場合、血が混じる痰が出る場合、体のだるさ、微熱が続く場合は、早めに病院を受診するようにしましょう。

   日本は先進国の中で結核中蔓延国で、現在も人口10万人当たり14.4人(米国の約5倍、ドイツの約2.5倍)の結核患者が発生し、年間約2000人が亡くなっています。これは、かつて感染した高齢者の発症、結核に対する免疫を持たない人が増えたことや診断の遅れによる集団感染、社会的弱者の感染、多剤耐性結核菌の出現などの理由が考えられています。

   現時点で小児の結核は少ない状況ですが、仮にBCG接種を中止すると、小児結核もかなり増えると考えられています。BCG接種によって、小児の結核の発症を約50~75%程度抑えることができます。特に、結核性髄膜炎や粟粒結核という小児の重症結核の発症予防に約65~80%の効果があります。効果の持続期間は10~15年程度です。できるだけ早期に接種することを推奨します。長期入院や基礎疾患などの特別な事情でやむを得ず1歳までに接種できなかった場合は、その特別の事情がなくなって2年以内、4歳までであれば定期接種の対象となります。

■スケジュールについて

   できるだけ早期の接種が望まれますが、生後3か月未満では先天性免疫不全症の診断がつけにくいこともあり、接種した場合に全身播種性BCG感染症という最重症の副反応が起きる可能性があります。このことから、標準的には5~8ヵ月での接種を推奨しています。生後5か月時に、生後3ヵ月から接種開始できる4種混合ワクチンの3回目との同時接種もできます。


■BCG接種痕について

   一般的には接種後2週間で、針の痕に一致して発赤やしこりができ、その後化膿してかさぶたを作ります。特に接種後5~6週頃に最も強く現れます。数ヵ月続いて化膿している場合や、大きな潰瘍になるような場合は治療が必要な場合もありますので、ご相談ください。
  また「コッホ現象」と言って、接種後1週間~10日以内(多くの場合は3日以内)に同じような症状がみられることがあります。この場合、結核に感染している可能性が否定できないため、このような症状が出た場合は速やかに受診してください。


2017年7月 小児科:福井舞

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